Wednesday, 19/9/2018 | 8:48 UTC+9

elvy

world music との出会い

僕がレコード会社に勤務していて約1年大阪の支社に居たとき。

梅田にあったレコード店でこのレコードに遭遇したのでした。名前は「大十」?「大月楽器」?はっきりと覚えていませんが。

30年くらい前のこと。年齢は、27歳だったと思う。

その頃は、「World Music」なんて言葉はなかった。

何故このレコードを買ったのか思い出せない。

試聴なんてしなかった(昔でもレコードを店に一台しかないターンテーブルにのせて聴かせてくれることはあった)。

でも、はまってしまったんですね。

インドネシアの「ダンドゥット」という大衆が聴くダンス音楽。

泥臭い下世話な感じがイイ。

エルフィ・スカエシは当時すでに女王と呼ばれていて、女性のダンドゥット歌手のトップ。

まさかその数年後にジャカルタの彼女の豪邸を訪ね、

そして日本制作のCDも出し(マスコミの評価は高かったけど、あれは「ダンドゥット」ではない。)

今はもう無いけど池袋のWAVE館3周年イベントに出演してもらうことになるとは思いもしないわけだけど。

数年前にジャカルタを訪れたときに昔のようにダンドゥット・バーというダンドゥットで踊る場所にも行ったが、さびれていた。

更にやばい雰囲気になっていた(ように感じた)。

ジャカルタで話す機会のあった若いコたちにダンドゥットのことを聞いても怪訝な顔をされるばかり。

もう過去の音楽なのだろう、彼女たちにとってみれば。

たまたま高校の同級生で東京外大のインドネシア語学科を出た友人がいて

今も翻訳やらインドネシア関連の仕事をしているのですが

「Facebook」で再会したときにダンドゥットの話をしたら

「ゲゲッ」という反応でした。

僕にとってみれば、永遠に忘れることのできない女性歌手エルフィ・スカエシ。

今も腰をくねらせてどこかで歌っているのだろうか。

僕は、このレコードを買ったあと(まだあと2年は大阪の支社にいるはずだったが)、

東京本社に急遽できることになった世界の音楽を制作する部署のディレクターになるのでした。

そのときに大阪の上司から手渡されたLPはパコ・デ・ルシアの作品でした。

フュージョンじゃないバリバリのフラメンコの。

自社のアーティストでしたが、聴いたこともありませんでした。

大阪のレコード会社のスタッフは、制作以外は、何でもしなくてはなりませんでした。

ときには芸能プロダクションのマネジャーのようなことも。

邦、洋、ジャズ、クラシック全てを担当。

メディアも電波、紙すべて。

でも、新譜が出ていない自社のカタログ・アーティストの勉強にまでは手が回りませんでした。

はじめて聴いたパコのLPはよくわかりませんでした。

翌日、上司には「是非、やらせてください!」と返事をしたのでした。(笑)

東京本社 制作部 第2制作部 勤務

年末に言われて新年から六本木にある東京本社へ。

最初の仕事は、アルゼンチンとフランスの音楽。