World Music|世界の音楽とことばのアーカイブ

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Monday, 19/1/2026 | 8:48 UTC+9

シャンゼリゼ劇場ライブ アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ 朝からジャズ

いま、古いモノクローム映像のレーザーディスクを再生している。1959年、フランスのシャンゼリゼ劇場でのライヴ。僕が生まれた翌年の記録を、2025年の朝に観られることに、ただただ感謝だ。

トランペットの Lee Morgan の指先のエレガンス。ピアノの Walter Davis Jr.、ベースの Jymie Merritt の指先も美しい。映像は全体を捉えた引きのショットが多いが、サックスの Wayne Shorter もやはり素晴らしい。Art Blakey は言うまでもない。ここでは“怒涛のドラミング”が炸裂しっぱなしというより、余白を利かせたドライヴが心地よい。

「チュニジアの夜」のイントロではLee MorganもWayne ShorterもピアノのWalter Davisまでもがスモールパーカッションを鳴らす映像はとても貴重でうれしい限りだ。

当時のフランスのジャズ熱は凄まじかったという。客席をちらりと映すカットからも、その熱狂が伝わってくる。

彼らが来日し、日本にファンキー・ジャズのムーブメントが巻き起こるのは、それから一年あまり後――1961年の正月を待たねばならない。

昨夜は酒を飲まなかったが、早朝から酔っている。
夜明けから、極上のエレガンスに身を浸す幸せに。

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世界の音楽との「出会い」(自己紹介 noteへのリンク) 大阪のレコード店で出会ったインドネシアのダンスミュージック ダンドゥット(DANGDUT)の女王、エルフィ・スカエシ(Elvy Sukaesih)と言ってもまずは誰もわからないだろう。インドネシアの美空ひばりと言ってもピンとこないな、きっと。それに正しくもない。インドネシアは多様な民族の集まる国だから国民を代表する歌手はいない。ひとつの大衆音楽の女王である。 大袈裟だが、このレコードと出会わなかったら、自分の人生は変わっていただろうと思う。ただ、それはわからない。でも、出会うべくして出会ったのだろう。 https://note.com/jirorhythm/n/n936acb145d0e

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