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Monday, 19/1/2026 | 10:01 UTC+9

Grant Johannesen plays Bach – Mozart(Golden Crest CRSQ 4142)

Grant Johannesen plays Bach – Mozart(Golden Crest CRSQ 4142)

Label: Golden Crest
Catalog Number: CRSQ 4142
Performer: Grant Johannesen (piano)
Format: LP
Country: USA
Recording Date: 不明
備考: バッハとモーツァルトの作品を収録。ジャケット裏に演奏者解説あり。


Side A

  1. Toccata in F♯ Minor – J.S. Bach(12:20)

  2. Fantasy in C Minor, BWV 906 – J.S. Bach(5:07)

  3. Fantasie in C Minor, K.396 – W.A. Mozart(8:30)


Side B

  1. Two “Duport” Variations, K.573 – W.A. Mozart(11:08)

  2. Sonata in D Major, K.576 – W.A. Mozart(14:26)

A面

  1. Toccata in F♯ Minor – J.S. Bach(約12分20秒)

    • 形式:自由なトッカータ → フーガ → アダージョ → 二つ目のフーガ → カデンツァ風の終結部

    • 聴きどころ:華麗な序奏、構築性のあるフーガ、終盤のドラマティックな展開。ヨハネセンの演奏は丁寧で、派手さより堅実なタッチ。

  2. Fantasy in C Minor – J.S. Bach(BWV 906)(約5分)

    • いわゆる「未完の小品」。前奏曲とフーガのような構成。アレグロとアダージョが交錯。

    • 聴きどころ:冒頭の印象的な下降主題、間の使い方。ロマン派的表情も感じられる一曲。

  3. Fantasie in C Minor, K.396 – W.A. Mozart(約8分30秒)

    • モーツァルトが遺した断片を元に、弟子または友人が補筆したとされる幻想曲。

    • 聴きどころ:重厚な序奏、アダージョの美しい旋律。未完成ゆえの詩情と余白。


B面

  1. Two “Dupont” Variations, K.573 – W.A. Mozart(約11分)

    • デュポールのメヌエットによる変奏曲。軽妙で優雅、かつ対位法的技法も含む。

    • 聴きどころ:変奏ごとの性格の違い、左手のリズム処理、モーツァルトらしいユーモアと気品。

  2. Sonata No. 17 in D Major, K.576 – W.A. Mozart(約14分半)

    • 晩年のモーツァルトによるソナタ。時に「小さなジュピター」と呼ばれる。

    • 聴きどころ:1楽章の明快な主題、2楽章の歌うような旋律、3楽章の古典的ロンド形式。

    • コンパクトながら構造美が際立つ作品。


Notes

  • 全体的に誠実で知的な演奏。

  • 特筆すべきほどの強い個性はないが、資料的価値あり。

  • バッハBWV 906(幻想曲ハ短調)の冒頭フレーズは印象に残るが、個人的フェイバリットには至らず。

About

世界の音楽との「出会い」(自己紹介 noteへのリンク) 大阪のレコード店で出会ったインドネシアのダンスミュージック ダンドゥット(DANGDUT)の女王、エルフィ・スカエシ(Elvy Sukaesih)と言ってもまずは誰もわからないだろう。インドネシアの美空ひばりと言ってもピンとこないな、きっと。それに正しくもない。インドネシアは多様な民族の集まる国だから国民を代表する歌手はいない。ひとつの大衆音楽の女王である。 大袈裟だが、このレコードと出会わなかったら、自分の人生は変わっていただろうと思う。ただ、それはわからない。でも、出会うべくして出会ったのだろう。 https://note.com/jirorhythm/n/n936acb145d0e

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