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明るいバッハ。
どこかヴィヴァルディのように、外へ向かっている。
重く沈むのではなく、
光の方へ、風の方へ。
窓を開けた朝のように、
音がすっと部屋に入ってくる。
手に取ったのは、昔の来日記念盤。
当時の日本がどんな音楽的な気分にあったのか、僕は知らない。
けれど、この明るさや軽やかさは、
きっとどこかで歓迎されていたのだろうと思う。
バッハはもっと内省的で、
深く沈んでいくものだと思っていたけれど、
こんなふうに人の気配をまとって、
軽やかに踊ることもあるのだと知る。
雨もあがったようだ。
空気が少しだけやわらかい。
今日は、このままいこうと思う。
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