World Music|世界の音楽とことばのアーカイブ

アフリカ、インド、中東、南米、東欧、バリ、ジャズ、民謡、スーフィー、クラシックまで。 蒐集・試聴・旅・記録を通じて世界の音楽文化を紹介する日本語のワールドミュージック・メディア。

Monday, 19/1/2026 | 10:01 UTC+9

サンバ、ボサノヴァ、クンビア、フォルクローレ。
太陽と大地と街角が作るラテン音楽のリズムを、地域ごとに丁寧に紹介。
中南米の「踊る記憶」を集めたガイドです。

ラテン音楽という言葉は、
あまりに便利すぎる。

サンバ、ボサノヴァ、サルサ、クンビア。
明るく、陽気で、踊れる音楽。
それは事実だ。

でも、その奥には、
植民地支配、移民、貧困、祈り、抵抗が折り重なっている。


リズムは「喜び」ではなく「記憶」

中南米のリズムは、
単に楽しいから生まれたわけではない。

  • アフリカから連れてこられた人々の記憶
  • 土地を失った先住民の歌
  • カトリックと土着信仰の混交

それらが混ざり合い、
踊らなければやっていけない現実の中で、
音楽は生き延びるための手段だった。


ブラジル音楽の静けさ

ボサノヴァは、
騒がしいラテン音楽の対極にある。

小さな声、ささやくギター。
それは都会の喧騒から生まれた
静かな抵抗でもあった。

あなたが「焚き火」や「余白」に惹かれる感覚は、
実はボサノヴァの精神とも近い。


フォルクローレという土地の声

アルゼンチン、ペルー、ボリビア。
フォルクローレは、
土地とともに生きる人々の音楽だ。

都会に洗練される前の、
人間の素朴な声が残っている。