Sunday, 28/4/2024 | 1:17 UTC+9
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マリやセネガルは凄いアーティストの宝庫。アフリカ入門編としても好適盤! 西アフリカ伝統のグルーヴ満載『West African Music』

伝統とモダンが融け合った”今”の西アフリカの音楽の豊饒な世界(国内盤リパック仕様)

マリやセネガルは凄いアーティストの宝庫。まずは、この1枚から。 アフリカ入門編としても好適盤!

西アフリカ音楽には一般的にドラムがあります。西アフリカのドラムの主な種類は、ジャンベ(Djembe:ジェンベと言ったり、ジンベと言ったりそれぞれです)とトーキングドラム(他の名称もあります。タムタムとか…)ですが、セネガルにはサバールというドラムもあります。世界的に有名で日本にも数多く来日しているDoudou N’Diaye Roseという演奏家の息子たちは世界にちらばり伝道師のような役割をになっているかのようです。(1曲目のEl Hadje N’DIAYE ROSEは当時ブリュッセル在住。)木の長いバチでそれこそバチバチ叩くのですが、大勢でやると大迫力です。また、Balafonという名前の木琴も欠かせない楽器でこれらの打楽器や小さいパーカッションも加えたドラムのアンサンブルはとてつもないグルーブを巻き起こし人々をトランス状態にひきこむこともざらにあります。この地域には弦楽器もあります。これらには、Kora、Ngoni、Adjalin、Xalamなどがあります。 主に現在の国の線引きでいうところのマリに多くみられるようです。このCDでは14曲目がKoraで哀愁を感じさせてくれます。マリには先祖代々いろんな儀式に出ては誉め言葉を歌うプレイズ・シンガーのグリオ(griotは、西アフリカの伝統伝達者。 世襲制。)も多くそれらも収めてあります。

それら魅力的な西アフリカ一帯の音楽のほんの一部ですが、この一枚から何かを感じ取っていただけたら幸せです。

1. Sabar 2:58 El Hadje N’DIAYE ROSE

2. Sanou DJoube 5:21 Ami Koita
3. DJiriyo 5:37 Abdoulaye Diabate
4. Tunga 6:31 Mamadou Diabate
5. Almany Bocoum 4:56 Mansour Seck
6. DJina Mousso 5:11 Nahawa Doumbia
7. Sanka Nyonkon 4:25 Fantani Toure
8. Amana 5:49 Mamady Keita dit Ntoman et Kendigo
9. DJeli Baba 5:04 Babani Kone Sanou DJala
10. Daaly 7:45 Thione Seck
11. Mougakan 9:00 Coumba Sidibe
12. Magnoumako 6:14 Nainy Diabate
13. Kar Kar 5:12 Boubacar Traore
14. Kora 3:52 Nfaly Koyate

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世界の音楽との「出会い」(自己紹介 noteへのリンク) 大阪のレコード店で出会ったインドネシアのダンスミュージック ダンドゥット(DANGDUT)の女王、エルフィ・スカエシ(Elvy Sukaesih)と言ってもまずは誰もわからないだろう。インドネシアの美空ひばりと言ってもピンとこないな、きっと。それに正しくもない。インドネシアは多様な民族の集まる国だから国民を代表する歌手はいない。ひとつの大衆音楽の女王である。 大袈裟だが、このレコードと出会わなかったら、自分の人生は変わっていただろうと思う。ただ、それはわからない。でも、出会うべくして出会ったのだろう。 https://note.com/jirorhythm/n/n936acb145d0e